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お花畑です


by mmr_ausf1

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ドラゴン 1/35 T-34/85 1944 

でけた!

構想ではもっと面白いものになる予定だったが、出来ないことはドンドン却下していったら、とくに感動も無い普通のジオラマに(汗)
当初は規定のサイズいっぱいで作ろうとしていたが、それもシンドイと思い途中からベースも縮小。
結果、しょ~もない妥協の産物が出来てしまいました。
あぁ~~牛丼屋みたく 『早い!上手い!安い?』 みたくなりたんもんだ! 

途中撮影はいっさい無いので完成画像は多めに

ドラゴン 1/35 T-34/85 1944 _d0193462_2253739.jpg


ドラゴン 1/35 T-34/85 1944 _d0193462_2004876.jpg


ドラゴン 1/35 T-34/85 1944 _d0193462_2014070.jpg


ドラゴン 1/35 T-34/85 1944 _d0193462_2033564.jpg


ドラゴン 1/35 T-34/85 1944 _d0193462_2045576.jpg


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ドラゴン 1/35 T-34/85 1944 _d0193462_2081088.jpg


ドラゴン 1/35 T-34/85 1944 _d0193462_2016407.jpg


ドラゴン 1/35 T-34/85 1944 _d0193462_209572.jpg


ドラゴン 1/35 T-34/85 1944 _d0193462_20111831.jpg

# by mmr_ausf1 | 2013-02-10 20:27 | Gallery

1/35 トランペッター Mittlere Waffenträger その3

『スミコンに対して皆様からのご意見』で

【運営お疲れ様です
完成80%越えでも未完成が12人もいるんですね
次回は完成が90%を超えないとスミコンどころかHPを閉じますよ!と皆を脅かしてみてはどうでしょうか(笑)】

と言っているのは私のコメントだが、4カ月もあって単品でさえ完成しなかった人は自分の制作スタイルを考え直した方がよい。
模型は趣味ではあるが、人様が管理するコンペへの参加は最低限として完成させる義務がある。

もうひとつ、レベルが高い、上がったという意見もありますが、そうは思わない。
思わない理由は、参加している人達の技量がもっとあるはずだと思ったからで、過去作で力量の分かる人だと余計にそう感じてしまう。もっと凄いのは出来るはずだ。

ゴミ作品を完成!と言って平気で投稿するお前が何言ってんだよって話だが



で運搬車
シャーシ前側上部の凸モールドはすべて切り飛ばし、凹はパテ埋め。
左側面にのみあるハッチはプラ板にて一旦閉鎖。
 1/35 トランペッター Mittlere Waffenträger その3_d0193462_18503633.jpg

キットの排気管は車体より二本出ていますが、それで良いのか調べてみた所
エンジンは試作車ではプラガAC/2なのが生産車ではタトラ103を搭載予定となっている。
プラガは調べてみても分からなかったですがタトラはエンジンより2本出ているようなのでキットのままでも問題ないようです。

で、ざっくり改修したので画像にしたが撮影が雑だった(汗)
 1/35 トランペッター Mittlere Waffenträger その3_d0193462_062749.jpg

一度塞いだ側面はあらためて開口し吸排気が出来るっぽく作ってみた。
キットでは用途不明のハッチが左のみにありますが、実際作られたならこんなではなかったかと。

それと画像では伝わらないですがシャーシ前部には変速機を整備出来るハッチがあるだろうと考えスジ彫りしてあります。
スジ彫りはほとんど経験が無いのですが、ヒートペンでやったら楽々ではないかとやってみたところグダグダに(汗)
飛行機だったら当然バッテンな出来栄えですが戦車なんで許してね・・・・

車体後部も大きく変更
 1/35 トランペッター Mittlere Waffenträger その3_d0193462_064632.jpg

キットのままでは、どうも砲弾の装填作業に問題ありな感じがした。
砲尾までの高さがあり過ぎるのだ。
これも架空ゆえに自由に作業ステージを新設しましたが、あまりやり過ぎると別物になってしまいそうなので一応注意して設計してみた。
砲架周りもプラ板で完全に塞いでフラットにしたので作業性は大幅に向上(当社比)

ここまでやったら後部に突き出た作業スペースには手摺も欲しいだろうか?乗降のステップは?
と思ってしまうのですが、あまり兵隊さんを甘やかしてはいけないので、そこは厳しく何もしないことにした。
 1/35 トランペッター Mittlere Waffenträger その3_d0193462_07371.jpg

一応可動するのだ。
稼働して(ほぼ)垂直に立ちあがるのですが、駐鋤が中途半端にしか上がらなくなってしまった(汗)
まあ、こんだけ上がってれば走れないこともないので、良しとするかぁ う~む
# by mmr_ausf1 | 2012-10-20 18:50 | 模型制作記

平成24年度観艦式 その4

平成24年度の観艦式ラスト

そう言えば今年は観艦式の予告PVが作られませんでしたね。
どんな事情があったのか知りませんが、残念ではあります。
良い動画があったので代わりにこれを貼っておこう。






初めての観艦式は平成14年の国際観艦式だったから、ちょうど10年を一回りした。
当時は9.11があったもののまだ冷戦の終わりで自衛隊も米軍ものんびりした雰囲気があった。
基地への入場も簡単な手に持つ検査があったが今ほど厳重ではなかった。
基地内の護岸の鉄柵や鉄条網もなかった。
それだけ日本を取り巻く状況はマズイ状況になったってことですが、街中だけ見たのでは不況は解かるものの軍事的危機があることを感じる人はまずいないだろう。

で、そのときに乗艦したのが訓練支援艦『てんりゅう』
下のがそれ
平成24年度観艦式 その4_d0193462_18293547.jpg

当日は乗艦ギリギリで余裕などないはずですが、久しぶりの再会に足を止めてパチリと一枚。

14年度は海上自衛隊発足50年の記念行事でしたが、東京湾で停泊式の観艦式で通常の洋上航行式観艦式とは方式が違った。
理由は11カ国海外から艦艇が派遣されてきたが(英国は来日前に座礁し不参加、艦長は更迭)
練度の違いがあるらしく洋上での艦隊行動のような観艦式は難しいのだという。
航行式の観艦式が出来る国はあまり多くは無いと聞いている。

そして本年は60周年なので、記念行事になっていてもよさそうなもんんですが、事前に外国艦艇参加の情報はなかった。
実際には3ヶ国の参加があったものの10年前に比べると無いに等しく、世界経済の後退局面もあるにせよ日本の国際関係は緊張状態にあることが分かる。
平成24年度観艦式 その4_d0193462_18325187.jpg

しかし10年の間に船は立派になった。
イージス艦は『あたご型』を加えて数を増やしたし、凡庸護衛艦は『むらさめ型』に進化形の『たかなみ型』となり護衛艦隊のDDも強力になったし、なによりヘリ空母を持つようになったのには感動さえ覚える。
10年観察しただけでこれだけの発展を体感出来たのだから、かつての艨艟百隻をほとんど失った頃を知る人からしたら感慨もひとしおなんだろうと思う。

しかしながら、海上自衛隊の仕事は大幅に増えてきて、まだまだだと感じる。
海上自衛隊の成長と共に米海軍が果たしていた役割が徐々に日本に移行しているように思うが、恐らく台湾、フィリピンあたりまでの海の安全保障は米国と共に日本も担うことを求められるようになるだろう。
それら為にまだ足りない装備があるが、近い将来正規空母を持つ必要性に迫られるだろうと思っている。
平成24年度観艦式 その4_d0193462_18303930.jpg

今回は観閲部隊ではなく、受閲艦艇部隊だったので撮影は半分あきらめて見ていたが、やはり参加艦艇の少なさに物足りなさを感じた。
平成15年では52隻だったのが今回は36隻なので、大きな開きがあるのが分かると思いますが、これは日本周辺が緊張状態にあるのがひとつと、それに加えて海外派遣もあり艦艇が忙しい。
かといって艦艇は大型化したものの数が増えているわけではない。
今の所は米軍に依存できる所もあるが、将来的なことを考えると、やはり人をもっと育てて船の数も増やしていく必要ががる。

艦艇と共に参加航空機も数が少なかったですが、日本が貧しくなってしまったことも原因であるのは間違いないと思われる。
平成24年度観艦式 その4_d0193462_18312037.jpg

US-2はUS-1Aの頃のカラーリングと違い、かつての二式大艇を彷彿とさせる。
この低速で飛ぶ飛行艇が家の真上を飛ぶと家がビリビリと振動するが、ジェット機やヘリのような不快な感じの騒音はない。人にもよるとは思いますが個人的にそう感じる。

近代戦での軍事的価値は無いように自分でも思ってましたが、最近よく言われる島嶼防衛では以外に使えるかも知れない。
ヘリでは時間がかかる遠距離離島へは、部隊派遣と住民救出が可能が唯一可能な乗り物ではないだろうか。
存在を疑われる飛行機ではありますが、見直してあげても良いように感じる。
平成24年度観艦式 その4_d0193462_18314556.jpg

参加航空機ではヘリも少なかったわけですが、震災では救助に物資輸送と大活躍だったSH-60。
海自の八八艦隊計画では護衛艦8に対潜ヘリ8の組み合わせでしたが 『ひゅうが型』 と次級 『22DDH』 の配備が成ると一つの護衛艦隊に搭載可能なヘリが大幅に増える。
ヘリばかりを全てに満載すると、えらい機数になってしまうが、実際にはDDHでヘリを集中運用して、他のDD,DDGは攻撃と対空防御に専念することになるのだろうか。と想像するがどうだろう。

しかし最近のSH-60は汚い。
かつては真っ白でピカピカだったんですが、それだけ震災での任務が過酷だったってことでしょうか。
年中どこかで戦争やってる米軍だとこんな感じは普通ですが。
平成24年度観艦式 その4_d0193462_18333376.jpg

『あさゆき』のSH-60Jは展示飛行を実施したので横須賀に帰港し乗客を降ろしたあと機体を洗浄中の場面。
もっと強力な高圧洗浄で塩分を洗い流しそうなもんですが、なんかホースから絞るでもなくジョボジョボと水をかけていた。
水平垂直尾翼はそれぞれ折りたためるのですが、今回たまたまじっくり観察することが出来た。
構造は以外に簡単に出来ていた。

さて、今回の観艦式の記録はこの辺で終わりとします。
平成24年度観艦式 その4_d0193462_18335447.jpg

# by mmr_ausf1 | 2012-10-18 21:00 | 軍事観察

平成24年度観艦式 その3

今回乗艦した【DDGはたかぜ】 (画像は21年度観艦式)
この記事では【はたかぜ】中心に画像をUPしてみます。
平成24年度観艦式 その3_d0193462_725539.jpg

今の護衛艦がVLSですっきりしているのに対して、この頃の護衛艦は甲板上に兵装がならんでいて、一般によく知られる軍艦らしさがある。

艦首から順にタータ・ランチャー、5インチ砲、アスロック
艦中央付近にはハープーン、短魚雷
艦尾にはまた5インチ砲がある。
5インチ砲は艦首側を【ごじゅいちばばん】、艦尾側を【ごじゅうにばん】
そんなふうに呼んでいた。

タータ・ランチャー
平成24年度観艦式 その3_d0193462_7265182.jpg

護衛艦も何度か乗ったが乗るたびに色々な発見がある。

今回はタータ・ランチャーの可動する姿を初めて見た。
タータ・ランチャーを初めてみたのは米海軍のOHP級バンデグリフトでしたが、タータ・ランチャーはいつもがっちりペンキに塗りこまれていて、実際の可動が想像しにくかった。

その動く姿をようやく見れましたが、最近はカメラだけでなくビデオカメラを持ってくる人も多いので、実演時の動画撮影はしないように注意がなされていた。
かなり大がかりな機械なので、比較的ゆっくりした動作をイメージしていましたが、とんでもなく早い。
発射台にミサイルの演習弾がセットされて発射態勢になるまで1秒もかからない感じだった。

現代戦では秒単位で勝負が決まるとは言いますが、まさにそれを体現していた。
平成24年度観艦式 その3_d0193462_7273035.jpg

せっかく生きている軍艦に乗ったのだから艦内散歩をしてみる。
港での見学はよくあると思いますが、停泊中とは航行中ではまた違うだろうと思います。
私が艦内を見学したときは、たまたまかも知れませんが乗艦客がほとんどおらず、私一人がうろうろしている感じになってしまっていたので少々不安になった。
気温も過ごしやすく、天気も良かったのであまり中には入ってこなかったようです。

通路は狭く人がすれ違うにはお互いに体を横にする必要があるほど。
実際に艦内で自衛官の人と何度もすれ違いましたが階級でよけ方にも違いがあるかも知れない(想像)

艦内も新しい船に比べて通路脇もごちゃごちゃしていて側面には色々と装備品が置かれている。
主に火災や浸水に対するダメージコントロールに使用するものがメインでしょうか。
消化作業に必要なガスマスク、放水の為のホース、浸水を防ぐ角材なんかが並ぶ。
乗艦者もいるのでいつもより置いてあるものは少なくなっているかもしれません。

機関室
平成24年度観艦式 その3_d0193462_7283099.jpg

甲板下の中央部にあるこの場所が船の心臓部といえる。
外洋を航行中は主にここで船をコントロールしていることになりますが、とくにモニターなどもなく計器のみがずらっと並んでいる。
当直の担当者が静かに計器を監視していますが、どれが何の役割なのかはさっぱり分からない。
聞いても分かりそうにないので聞くこともしない。

ここでは艦のあらゆる状況が数値で分かるようになっているのだと思いますが、機関関係以外にも色んな状況を示す機器類が並んでいる。
戦闘艦でもあるので商船とはやはり違う所が多いんじゃないでしょうか。
平成24年度観艦式 その3_d0193462_7291668.jpg

下の画像は応急監視制御盤となっている。
真水や冷暖房の配管ルートを分かりやすくする為の監視システムでしょうが、艦内にはあちこちに配管が見られて、そこには記号と共に閉鎖弁などがある。
浸水などの緊急時には損壊した個所を閉鎖して浸水を食い止める重要な設備なんだと思います。
ただ韓国の哨戒艦が一発の魚雷で真っ二つになったことを考えると浸水で済む程度のダメージはかなり軽微な損傷と言えると思います。
それでも乗員を生きのびさせる為の備えを充分に備えておくに越したことはない。
船はまた作ればいいが、それを動かせる人を育てるには何年もかかるのだから。
平成24年度観艦式 その3_d0193462_7294497.jpg

しかし、この艦内散歩をしている間、本当に一般客がいなかった。
なんだか入ってはいけない所まで来てしまったかもと思ってしまった。
それでもたまに他の一般客にも出くわすのですが、艦内ともなると写真を撮ってはいけないのではないかと思う人も多いらしく、私が写真を撮っていると真似して撮る人がけっこういる。
実際公開されている所での撮影で何か言われたことは今までにない。
横須賀の米海軍基地の見学ツアーでは撮影禁止個所の説明を受けたが、無視して撮っていたら日本人ガイドがとんできて 『あなた!帰れなくなりますよ!』 と怒られたことがある。
でも米軍のエスコートがそばにいましたけど何も言われなかったので問題ないと思ったのですが。
しかも後日発売されたある雑誌にはあきらかにそのツアーで撮影された写真が掲載されていたのには笑った。
誰かがこっそり撮影して投稿したようです(笑)
でも本当にやばいものを撮ると帰れなくなる可能性もありますので、そこは常識の範囲でって事だともいます。
常識の範囲ってのも難しい所ではありますが。
平成24年度観艦式 その3_d0193462_732629.jpg

烹炊所は中までは入れないが入口が開放されていて中が見えるようになっていた。

烹炊所で思いだしたが、以前護衛艦で調理係として乗り組んでいた人と話したことがあった。
3年ほど自衛官として勤務したとのことだったが、かなり話がアバウトで本当に自衛官か?と疑ったが話の端々に専門用語も出てきたのでたぶん本当なんだと思う。

が、海自なら金曜カレーを知らぬはずはないので聞いてみたところ 『知らない』 と言いう(汗)
その人物は海自に入る前はブラジル料理店で働いていたそうだが、『どんなメニューがあるの?』 と尋ねてみたところ 『う~ん 和食とか洋食とか中華とか色々だったよね』との回答。
『ブラジル料理は?』 と改めて聞いた所 『あれ?そう言えばブラジルの料理が無いね!ブラジル料理ってなんだったんだろう(笑)』
私に聞かれて初めてブラジル料理と名打ながらブラジル料理が無いことに気が付いた元海士長であった(汗)
平成24年度観艦式 その3_d0193462_730581.jpg

食堂、乗組員たちの憩いの場。
航行中はここが客に開放されていて休憩などに利用しることができる。
外が寒いとここに避難する人も多いのですが、好天の為ガランとしている。
船が大きいと食堂ももっと広かったりするが『はたかぜ』ではこれくらいで間に合うようです。
でもちょっと手狭な感じがする。

画像右下にちらっと写っているのは土産物を売っている所。
PX関連の人だろうか。

平成24年度観艦式 その3_d0193462_733772.jpg護衛艦の乗組員の士気を上げる為の日本独自の装備98式飲料販売機
シャバでは120円の飲料が、なんとここでは100円で買えるのだ。
これで乗組員の士気も20円分上昇。

丁度コーヒーが飲みたいと思ったので缶コーヒーを買ってみた。
しかし洋上での航海中は町では当たり前のコンビニがあるでもなく、色々と我慢してストレスが溜まりそうだ。
馴れてしまえばいいのだろうけど、若い人達には厳しい環境かもしれない。
携帯もつながらないだろうし。

1日くらいの体験航海は楽しくてしょうがないが、何日もこの中で過ごして行くには、何か生活の楽しみをそれぞれが見つけなければならないな、思う。
自由時間はあるんでしょうが、我々一般人の自由とはだいぶ違いますよね。



艦橋
平成24年度観艦式 その3_d0193462_7335145.jpg

今回は全ての観閲と展示を終えて、相模湾から横須賀へ戻る過程の中で東京湾へ入る頃から入港までを艦橋に貼りついて見てみることにした。
あまり広くないので見学者も邪魔なことこの上ないと思うが、がっつり見学させてもらった。

無線で入る声が響き渡るが 『こちら観音崎』 の観音崎とは東京湾海上交通センターのことだろう。頻繁に聞かれる言葉だ。
その他に他の艦艇からのコールも聞かれるが早口で何を言っているのかイマイチ理解できないが、しばらくすると馴れてきてなんとなく分かるようになってきた。

艦橋では大勢がキビキビと仕事をこなすが、かなり厳密なルールにのっとって動いている。
とくに報告の伝え方と、それを伝え聞いた士官は確実に連絡が完了したことをしっかり確認しあう。

艦橋左側にある黄色いカバーの掛けられた座席は司令官のもの。
右には赤いカバーがあり、そちらは艦長
平成24年度観艦式 その3_d0193462_7365151.jpg

司令官がずっと座っていたが、途中退席すると 『司令長官、下がられます』 の号令がかかり艦橋全員が体を向けて敬礼していた。
一般人が軍隊の上部組織の仕事ぶりや礼式を見れるのは護衛艦くらいのものではないだろうか。

東京湾に入ると艦橋も忙しくなり、船の往来が多い浦賀水道では報告や指示も多く大変そうだ。
上官から部下へ、またはその逆、艦から艦へ、艦から観音崎、艦橋から艦橋外の係員、ととにかく忙しい。
あっちから、こっちからいっぺんに声がかかる場合もあったが上手くさばいていた。さすがだ。

で、すべての航海を終えて横須賀へ無事に戻る。
平成24年度観艦式 その3_d0193462_7371121.jpg

# by mmr_ausf1 | 2012-10-16 21:24 | 軍事観察

平成24年度観艦式 その2

観艦式の為に横須賀、横浜、木更津の各港から続々と出港した艦艇は東京湾を出た所で徐々に陣形を形成する。
受閲艦艇は観閲部隊よりも先行するが、船足の遅い掃海艇や潜水艦はそれよりも早く先行して陣形になっている。
それらも合流して観閲の始まる12時前には長い陣形が出来上がるが、その見事に一直線に等間隔に並んだ艦艇の景観はまさに圧巻。
平成24年度観艦式 その2_d0193462_1530521.jpg

【登り方用意】
文字が合っているか分かりませんが、このような号令がかかると、あらかじめ待機していた海自隊員が甲板左舷に整列する。
この日は若干波が高い印象だったが微動だにせず、両足をそろえてする登舷礼の姿勢は崩さない。

余談ですが【はたかぜ】の乗員はどこか家族的な印象を受けた。
今までに乗せてもらった艦艇では、もう少しピリピリとした印象もあったりする場合もあったのですが、この艦ではお互いの声のかけ合いがなんとなくソフトだった。
乗船客に色々声をかけてまわったりもするのですが、笑顔で優しく声をかけるのが印象深かった。
艦が古くなるとそうなるのか、それとも艦長または先任海曹がそのような方針でやっているのだろうか。
平成24年度観艦式 その2_d0193462_1652264.jpg

観閲部隊は先導艦【いなづま】を最初に、次に観閲艦【くらま】とそれに従う随伴艦【ひゅうが】【ちょうかい】【あたご】の全5隻。
【しらね】が観閲艦なのは久しぶりではないだろうか。
22DDH型が順次竣工すると【しらね】【くらま】としだいに除籍になるだろうから、観艦式での晴れの舞台はもうあまり多く残されていない。

【くらま】の艦橋付近を拡大してみた。
ここに日曜の本番では観閲官の総理大臣または防衛大臣が座乗して観閲をする。
予行ではありますが艦橋上部には陸海空の偉い人の姿が確認出来る。
後ろの上段には登舷礼への返礼のラッパを吹く水兵が並んでいるのが見える。
平成24年度観艦式 その2_d0193462_1655583.jpg

【航空部隊】
海上自衛隊はP-3CやSH-60など航空部隊も充実しているので航空媚態への観閲も行なわれるのですが、以前に比べると参加する航空機がずいぶんと減った。
実は参加艦艇も減る傾向にあるのですが、理由は海賊対処などの海外派遣や日本周辺が緊張状態にある為に多数参加させる余裕がないのと、もうひとつはそれだけ日本が貧しくなったからではないだろうか。
以前は観閲とは別に周辺を陸自や空自のヘリなどが飛んでいて楽しめたのですが、これが国の置かれた状態を示すものだとしたら、なんとも悲しい現実ではあります。

とはいえ航空観閲には海自以外に陸自のヘリや空自の航空機もやってきて花をそえる。
パンフレットにあるE-2CとF-2は参加してなかったがF-15三機による編隊飛行は迫力があった。
迫力が伝わるようにブログ用には2機にトリミングしてみた。
平成24年度観艦式 その2_d0193462_169793.jpg

【自衛艦旗、いったん収容】
観閲も終わると展示訓練に移行する。
艦尾の自衛艦旗が降ろされ、代わりにマストに別の自衛艦旗が翻る。
つまり戦闘旗ですが、私の乗る【はたかぜ】と後続する【しらね】は祝砲を実施するので、その為の合図となる。
私の乗る【はたかぜ】ではもっとも注目されるイベントとなりますが、乗艦客もワクワク感が高まっている頃となります。
発砲音で耳にダメージがあるとのことで耳詮が配布されるが、生の発砲音を体感する為に当然私は耳詮なんかしない(笑)

一緒に翻る白地に二つの桜の旗は海将補旗。
平成24年度観艦式 その2_d0193462_1663791.jpg

この日の為にカメラを新たに用意してみたのですが、以前のものよりいくらか連写がきくので期待大。
だったのだがそうでもなかった(汗)
肉眼では発砲時の白い煙と共に赤い炎が少し見えるのですが、なかなかそれを画像で写すには難しいみたいです。

遠くから見た時はそれほど5インチ砲の迫力というものを感じなかったのですが距離が近いと空気の振動も感じられてそれなりに迫力があった。
しかしやはり祝砲と言うのは実弾と違い、乗艦客もいるので装薬の量は最低限に抑えられているのだろう。
総火演のような迫力は期待出来ない。
平成24年度観艦式 その2_d0193462_1665917.jpg

それでも目の前での発砲(本当に目の前)は体が揺れるほどの迫力を体感することが出来る。
実弾なら砲のの周囲にいるのが危険なほどでしょうが。

展示の内容も段々変わってきましたが、前回までは対潜ロケットの発射などが迫力があったのですが、対潜護衛艦も姿を消したので見られなくなった。
展示の目玉がひとつ無くなったわけですが、今後代わりになるものが何かあるだろうか。
予算さえあればもっと色々と出来るんでしょうが。
平成24年度観艦式 その2_d0193462_1672078.jpg

【航空機訓練展示】
過去には10機ほどのP-3Cが参加していましたが今回は参加機も少なくて寂しい限り。
3機ずつ編隊を組んで次々と飛来する様は見事だったんですが。
いつも通り対潜爆弾とIRフレアーの展示がされましたが、今回乗った船から見学するにはは少し遠かった。
それでも普段飛んでる姿しか見ないので見応えがあった。

P-1がたまに厚木を飛行しているのですが今回はまだ参加しなかった。次回の参加に期待。
前回あったSH-60のIRフレアーは今回無かった。
平成24年度観艦式 その2_d0193462_11502044.jpg

【海外からの参加艦艇】
今年は海上自衛隊発足60周年だったのですが、祝賀にやってきた艦艇が50周年のときの11カ国17隻だったのに対して3カ国3隻。
60周年の為に積極的に招待したのではないようなのですが、世界の経済状況と日本の置かれた状況をある意味表している。
次の70周年では、いよいよ旧海軍の73年の歴史に迫ることを考えると、10年後の観艦式は特別な物になるかも知れない。

参加した3隻はシャイロー(在日米海軍)、シドニー(豪)、パーシステンス(シンガポール)
平成24年度観艦式 その2_d0193462_12411343.jpg

# by mmr_ausf1 | 2012-10-14 21:00 | 軍事観察